知人の女と共謀して姉を殺害し通帳などを奪ったとして強盗殺人などの罪に問われているホームレスの妹、辻和美被告(52)。
7月16日の裁判で、子供を置いて失踪しホームレスになったきっかけを、「パチンコによる借金」だと語った。失踪前から逮捕されるまで約20年、睡眠不足になるほど続けた”売春”では、その収入の大半を知人の女に送金したと証言した。
知人の女と共謀し姉を殺害し通帳など奪ったとされる、辻和美被告(52)
起訴状などによると、辻和美被告(52)は去年6月2日、知人の岡村恵美被告(47)と共謀して、福岡県水巻町の町営住宅で姉の辻つぐみさん(当時52)の首を圧迫して殺害し、通帳3冊と印鑑を奪った強盗殺人などの罪に問われている。
これまでの裁判で、和美被告は、岡村恵美被告との共謀と姉の殺害を否認。単独で行った「強盗事件」だと主張した。

7月16日の公判では、証言台に立った和美被告に対し、事件当日の行動に加え、これまでの生活にも質問が集中した。