周囲20か所から薬剤を注入…
東京の建設会社「横浜グラウト」が行うのは、地盤改良材を流し込むことで傾きの修繕と建物の下の地盤改良を同時に行う「ハイブリッド工法」です。


地盤改良剤として注入するのはセメントと特殊な硬化剤で、同時に地中に注入することでゆるい砂地盤が5秒程度で固まっていくということです。


横浜グラウト 中澤和明会長:「浸みてパッと固まる。ただそんなにわーっと浸みないので、なので2メートルピッチごとに地盤改良はしていくような形になります」

これが地盤改良材を注入するための管です。これを5メートルの深さまで打ち込み、液剤を送り込む量と圧力を調整していきます。

こちらの住宅では周囲20か所から液剤を注入し、傾きを徐々に補正しながら地盤を固めていきました。



横浜グラウト 中澤和明会長:「初日はこのレーザーここだったんです。ていうことは、建物が低かったっていうこと。徐々に徐々に持ち上がって今ここにいます。だからこの分だけ、この場所は5cmくらい持ち上がった」
安吉さんのお宅では液剤の注入が始まって2日目には傾きが直ったことを実感したといいます。














