5年前、旧統一教会主催のイベントで教団の韓鶴子総裁を教団内で最大級の賛辞を意味する「マザームーン」と呼んでいた自民党の山本朋広衆院議員。

その理由について、JNNが質問状を送ったところ、8月19日に回答がありました。
回答全文は以下の通りです。
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質問1:山本議員が2017年5月に旧統一教会のイベントに参加された際、韓鶴子総裁を「マザームーン」と呼ばれていますが、なぜそう呼ばれたのか、経緯や理由についてお聞かせください。
当方は、イベントにお誘いを受け参加をしましたが、そこまで深いお付き合いもなく、平和連合の総裁のことも韓鶴子(かん つるこ)さんだと思っていましたが、会場に到着すると「かん つるこさん」と呼ぶ人は誰一人おらず、みなさん韓国語の呼び方をされており、確かに最近は金大中氏や習近平氏なども相手国の言葉で呼ぶようになっているな、と感じましたが、韓国語に明るくない当方は「ハン ハクチャ」と呼んでいるのか「ハン ハクジャ」と呼んでいるのか、良く分からず、挨拶の中で人の名前を言い間違えるのは大変失礼になるので、どうしたものか、と控室で悩んでいたところ関係者が英語での愛称もありますよ、と教えてくれたのが「マザームーン」でした。非常に簡単な語彙で間違いようがなく、実際に、当方の挨拶の前に流された動画においても世界の著名な政治家、学者の方々が平和連合の総裁に対してマザームーンと呼称しているのを拝見し、それに倣いました。

質問2:上記イベントの中で「自民党に対して大きな力をいただいている」と話されていますが、具体的にどのようなことを指していらっしゃるのか、教えてください。
日頃から色々な会に招かれ、参加者への一般的なご挨拶として申し上げています。
質問3:7月29日(自民党本部)及び8月5日(国会内)でのぶら下がり取材の際、山本議員は「事務所に書面で連絡を下さい」などとお答えになっていますが、7月29日に貴事務所に、上記1・2の質問をお送りした際の回答は「相手方もあることですので、お答えを差し控える」というものでした。岸田総理は「国民の関心が高いため、議員ひとりひとりが丁寧な説明を」と発言されていますが、山本議員が具体的にご説明されない理由をお聞かせください。また、こうした対応は適切だとお考えでしょうか。
従前より様々な団体とお付き合いがあり、相手方もあることなので個別具体的な回答は控えさせて頂きたい、とのお返事をさせて頂いておりましたが、党総裁からの丁寧な説明をするようにとの指示、回答を控えることにより疑念を抱かれる、或いは、信者ではないか?との誤解を招くなど事実と異なる事柄がSNSを中心に発信されていることを鑑みて、事実関係をお返事致しました。