「有能かつずる賢い」バンス氏は第2のトランプ
ホランキャスター:
大統領がトランプ氏に、副大統領がバンス氏になった場合、どのようなことが予想されますか。

上智大学 前嶋教授:
バンス氏はトランプ氏の発言を少し大きめに言っている感じがします。例えば『ウクライナ支援の継続は反対』『日本製鉄によるアメリカ鉄鋼大手USスチール買収も反対』など、アメリカ第一主義でとても孤立的な動きになっています。
バンス氏はとても賢い人で、こう言ったらどう動くか全部わかっている上で、民主党にもわざと対立的なことを言うのです。トランプさんの有能な右腕かつ、猛犬というイメージです。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
バンス氏は政治の経験が浅く、政治に染まっていないからこそ、新しい取り組みをどんどん行う人物だという報道もあります。
上智大学 前嶋教授:
おっしゃる通りです。バンス氏は上院議員になってまだ1年半です。以前はビジネスマンで作家でもあり、トランプ氏のようなアウトサイダーで新しいことをやってくれそうだという期待もあります。実際、上院議員になってから様々な政策を行っていて、とても目立つ存在です。
バンス氏は有能かつずる賢い。実は上院議員に出馬した当初はトランプ氏を否定していました。しかし予備選で負けそうなとき、トランプさんの応援で勝ったのです。自分の立ち位置を変えてでもどうしたら勝てるか、メリットがあるか分かっている人です、第2のトランプということになるのかもしれません。