電車内や駅のホームで不審者に人が襲われる事件が、過去に起きたことを受け、JR山形駅できょう、鉄道関係者が護身術を学ぶ講習会が開かれました。
実際の車両やホームを使い行われたきょうの訓練は、車両内で刃物を持った男が見つかり、その男が駅のホームに向かったとの想定で行われました。

「ただいま不審者の情報が入りました。危険ですので、絶対にホームに出ないでください。車内に留まってください」

車両内や駅構内で人が襲われた事件は、2021年に小田急線の車内で傷害事件が、上野駅構内で刺傷事件が起きています。


こうしたことを受け、JR東日本山形地区では、不審者に対応するための訓練を毎年警察と連携し行っていて、きょうは、グループ会社なども含め職員69人が参加し、不審者への対応方法を確認しました。


職員は、警察が実践している反射神経を高める訓練や、致命傷を避ける方法を学びました。

参加者「不審者に腕を掴まれた時の振り払い方や、身の構え方、客との距離の取り方を一番学べた。自分の命も客の命も第一に考えながら行動していきたい」

訓練では護身用具の使い方も伝えられ、警察からは「不審者から目を離さず距離をとり、身の安全を確保したうえですばやく情報を警察に伝えてほしい」と呼び掛けられました。















