山小屋などで休憩せず一気に山頂を目指す富士山の弾丸登山者の割合が去年の15%から4%に減っていることが分かりました。

調査した山梨県富士吉田市は新たに設置したゲートによる時間規制に大きな効果があると分析しています。
富士吉田市によりますと山梨側の吉田ルート6合目の安全指導センター前を通過した人は、今月1日の山開きから15日までの15日間で2万5384人となり、去年と比べおよそ3100人減少しました。
このうち午後4時に5合目のゲートを閉鎖する影響が出るとみられる午後5時から翌日午前3時までの登山者の割合は4.39%で、去年と比べ11ポイント以上減少しました。
また、今シーズン最も多い登山者が訪れた、15日までの3連休は5.43%で、24時間通行できた去年の23.4%を大幅に下回りました。
富士吉田市はゲートによる時間規制が、弾丸登山の防止に大きな効果があると分析しています。