野生動物による農作物への被害が問題となっている宮城県七ヶ宿町で地元の中学生が被害を防ぐための電気柵の設置方法を学びました。
七ヶ宿町ではサルやイノシシなどの野生動物による農作物への被害が毎年発生していて深刻な問題となっています。16日は、七ヶ宿中学校の3年生6人が地元の人から教わりながら、学校の敷地内にある枝豆の畑に電気柵を取り付けました。

生徒たちは広さおよそ15平方メートルの畑に支柱を立て、野生動物が侵入できないよう電気を通すワイヤーを設置していきました。
七ヶ宿中学校では生徒たちが、授業の一環で枝豆を育てていますが、サルによる被害で収穫できなかった経験があり、5年前から毎年電気柵を設置しています。
生徒:
「サルの被害もこういう電気柵じゃないと対策できないんだと感じた」
「農家の人の体験ができて印象的だった。農家の人たちもかわいそうだけど動物たちと共存していかなきゃなという感じ」

設置された電気柵は4000ボルト以上の電気を流し、野生動物の侵入を防ぎます。七ヶ宿中学校は枝豆が実を付け始める7月下旬から収穫する9月下旬まで電気を流し続けるということです。














