かつて稲作が盛んだった宮古島市の島尻地区で稲作体験を兼ねたどろんこ祭りが行われました。
このイベントは2018年に閉校した旧宮島小学校の跡地利用と稲作体験を通して地域のつながりの輪を広げていこうと企画されたものです。

学校の運動場があった場所には約300平方メートルの田んぼが整備され、踏めば踏むほど土に酸素が混ざり苗の成長を助けるという「田踏み」を兼ねたかけっこが行われ、大人も子供も泥まみれになりながら楽しんでいました。

島尻地区では50年ほど前まで米づくりが行われていて、その歴史を伝えようと旧宮島小学校でも地域の田んぼを使った「どろんこ運動会」が行われていました。

地域では今回の「どろんこ祭り」など田んぼでの遊びを通した体験をきっかけにして将来的には米作りの復活を目指したいとしています。(14日 大浦将人)