バイデン大統領は否定も“撤退望む声”消えず 他に候補者は?

井上キャスター:
バイデン大統領をめぐっては、11日(現地時間)に、ウクライナのゼレンスキー大統領を、ロシアのプーチン大統領と紹介する言い間違いがありました。
さらに同日、ハリス副大統領をトランプ氏と言い間違えました。
また、10日(現地時間)、民主党の“大口献金者”で、俳優のジョージ・クルーニーさんから撤退要請が出されましたが、バイデン大統領は「俺が戦う」と一貫しています。
この状況で、大統領選をバイデン大統領で戦うのかなど、日本でも連日報道されています。
ホランキャスター:
バイデン大統領も不安要素はいくつもあるでしょうし、各方面から「撤退したほうが良い」という声が上がっていますが、バイデン大統領でなければ、誰がトランプ前大統領に対抗できるのか…民主党としても苦しいところなのでしょうか。

明海大学教授 小谷哲男さん:
この銃撃事件の前までは、「副大統領のハリス氏を大統領候補にした方がいい」という声が強まっていました。
ただ、あれだけトランプ氏の力強い姿を見せられてしまうと、ハリス氏でも勝てないだろうということで、おそらくバイデン氏をこのまま候補にし、トランプ氏とは違った良識的で安心感を与えるリーダーという形で、全面に出していくと考えられます。
ホランキャスター:
民主党はかなり難しいのでしょうか。

経営コンサルタント 坂口孝則さん:
81歳のバイデンさん、元気だと思いますが、アメリカ大統領という仕事があまりにも過酷なため、民主党員の中でも「このままいくと、まずいのではないか」との見方が広がっていると思います。今後、誰が次の候補に選ばれるのか、注目したいです。
井上キャスター:
民主党はもう打つ手なしですか。
経営コンサルタント 坂口孝則さん:
ハリスさんやミシェル夫人の名前が挙がっていますが、現実的ではない気がします。
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<プロフィール>
小谷哲男さん
明海大学教授
アメリカの外交・安全保障政策に詳しい
日本国際問題研究所 主任研究員
坂口孝則さん
「ビジネスモデル」に詳しい経営コンサルタント
原価・物流・調達・マーケティングが専門