バイデン氏は“老いの一徹”
もしもバイデン大統領が大統領選から撤退したとしたら、民主党の大統領候補に一番近いのはハリス副大統領だ。彼女については毀誉褒貶、評判はまちまちだが記者からハリス氏が候補になった場合懸念はないのか問われたバイデン大統領は、あり得ない答弁をしてしまった。
バイデン大統領:
「もしトランプ副大統領が大統領に不適格だと思っていたら副大統領に選んでいない」
言い間違えもここまでくると笑うしかない。
トランプ氏は即座にSNSで“Great job, Joe(バイデン、よくやった)”と発信した。
思えば4年前、バイデン氏は自らの年齢を引き合いに出し次の世代への架け橋として大統領選に立った。つまり1期やったあとは後進に託すはずだった。
このことを問われたバイデン氏は取り巻く世界情勢が変わったと説明したが、変わったのはバイデン氏の方だと言うのは笹川平和財団の渡部氏だ。

笹川平和財団 渡部恒雄 上席フェロー:
「日本語では“老いの一徹”という言葉がありますが、歳とってどんどん頑固になった…。変わったのは自分で…“あなたは前よりのフレキシブルじゃなくなったんじゃないですか?”って感じ…」