逆風がやまないアメリカのバイデン大統領。記者会見で改めて選挙戦からの撤退を否定しましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領をロシアのプーチン大統領と紹介してしまうなど、不安の払拭どころか、むしろ拍車をかける形となりました。
アメリカ バイデン大統領
「決断力と勇気のあるウクライナの大統領に引き継ぎたいと思います。プーチン大統領です。プーチン大統領?我々はプーチン大統領を打倒するんだ」
11日、NATO=北大西洋条約機構サミットの会合で、ゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と間違えて紹介したバイデン大統領。すぐに訂正しましたが、高齢不安が強まるなかでの言い間違えに、各メディアは一斉に反応しました。
さらに、その直後には…
記者
「撤退論で揺れるバイデン大統領。全米注目の記者会見が始まります」
精彩を欠いたテレビ討論会の後、初めてとなる記者会見に登場。「私が大統領選に出馬するのに最もふさわしい人物だと思っている」と撤退を否定したのですが…
アメリカ バイデン大統領
「大統領になるのにふさわしいと思わなければ、トランプ副大統領を副大統領に選んでいない」
「ハリス副大統領」と言うべきところを「トランプ副大統領」と言い間違える痛恨のミス。
これを受け、トランプ前大統領はSNSで…
「よくやった、ジョー」
バイデン氏の高齢不安をめぐっては、この前日にも民主党の有力な支援者であるハリウッドスター、ジョージ・クルーニーさんがニューヨーク・タイムズへの寄稿でこんな指摘を。
ジョージ・クルーニーさん
「資金集めのパーティで見たバイデン氏は4年前の姿ではなく、討論会で見た通りの人間だった」
先月の大規模な資金集めパーティの様子について触れ、「バイデン大統領では勝てない」と撤退を求めました。
さらに…
米メディア
「バイデン氏が撤退すれば、“電撃的”な予備選も」
バイデン氏に代わる候補を選ぶ予備選を“電撃的に”実施する案が民主党内で浮上しているとの報道も。その案では新たな候補による討論会も行われ、進行役には人気歌手テイラー・スウィフトさんらセレブを起用するとしています。
そして…
「アメリカは魅了され、献金が注ぎ込まれ、バイデン氏は“現代のジョージ・ワシントン(初代大統領)”として称賛される」
言い間違えをしてしまった11日も撤退を求める民主党議員が新たに7人増えて、あわせて20人になったと伝えられ、撤退圧力は強まる一方です。
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