のと里山海道は、七尾市の横田インターとのと里山空港インターの間のおよそ33キロにわたり輪島方面への一方通行が続いていて、金沢方面へは国道などを迂回する必要があります。

このため、地震前よりも国道を行き交う車が増えているといいます。
のざき建具・野崎馨さん「震災後に見回ったときは全然何ともなかったけど(浄化槽が)今は壊れてしまった。地盤が震災で弱ったところに頻繁に車の往来があるから」
元日の地震で機械がなぎ倒されたり、建物に被害がみられる中、建具屋の多くは2月ごろから稼働を再開しました。
岡野さん「被災地で一生懸命やってくれとるのは分かるけど、私らも一生懸命やっているので、困るなという時もあるんですけどね。でもしょうがないなって思いながら」
思わぬ揺れの被害に複雑な心境を抱えつつも、伝統工芸の生業の再建へ手を止めることはありません。
