兵庫県知事“疑惑”告発文には…

熊崎キャスター:
では、この告発文の内容はどのようなものだったのでしょうか。

元県民局長の告発文の内容には、斎藤知事の“おねだり体質”は県庁内でも非常に有名だったということが書かれていました。

去年の8月に視察先の企業から高級コーヒーメーカーを贈呈された際、斎藤知事は「そんな品物は頂けません」と受け取りを辞退しました。

しかし、後日、随行した職員に「みんなが見ている場所で受け取れるはずないやろ。ちゃんと秘書課に送るように言っておけ!」と言って受け取ったということです。これが仮に事実だった場合、パワハラの範囲を超えていると言えますし、贈収賄や県の規定、内規からも反した行動になります。

斎藤知事は「そのような指示はしていない。受け取らないように指示をした」と話しています。しかし、担当部長は「返却する指示を受けたのにも関わらず返却を怠った」として訓告処分にしています。

実際に受け取ったのか、受け取っていないのかなどについては言及していないのですが、反論をしており、全く食い違っている印象を受けます。