大きな車輪で水を濁らせ、光合成をさせないことで雑草の繁殖を抑制。
また、緑のモップ部分で泥をひっかくことで、小さな雑草を取り除きます。

最新版である「ミズ二ゴール2024」は、GPSを搭載し、スイッチを入れるだけで自動で除草が行えるようになりました。

いまでは北海道から鹿児島県まで全国各地の農家が利用しているという「ミズ二ゴール」。

開発拠点は辰野町にある古民家です。

ミズニゴールは、モップの曲がり具合など細かな部分まで研究を重ね、最新版は3代目です。実際に使用したり利用者からの声を聞いたりして不具合などを調査し改良を続けています。

古民家にある蔵には、「ミズ二ゴール」を使って作られたお米=「ミズ二ゴール米」が保管されています。

ハタケホットケ代表日吉有為さん:

「大きく2つ違いがあると思っていて、ひとつは食感、もうひとつは後味。イセヒカリは結構食感がはっきりしていて、歯ごたえがあって、ちょっとの量でもおなか一杯になる」

日吉さんは除草などの負担を減らすことで、自然栽培に取り組む農家を増やしていきたいと意気込みます。

ハタケホットケ代表日吉有為さん:

「テクノロジーで農業をもっと楽しくっていうのがキャッチフレーズなんですけど、農業を楽しくすると同時に、次世代にどういう環境を引き継いでいくかみたいなところが大きなテーマで、できるだけ安全性とか、長期の持続可能性とか、そういうところを農業を通じて実現していきたい」