混戦のセ・リーグで首位を走る広島カープ。7月5(金)からバンテリンドームで今シーズン、苦手にしている中日との3連戦に臨みました。
7月6日(土)中日 vs. 広島(バンテリンドーム)

連敗を止め、貯金7で敵地に乗り込んだカープ。金曜日の初戦を落として迎えた、土曜日(7月6日)の2戦目、先発は、連続イニング無失点を継続中の 大瀬良大地 でした。
しかし、その大瀬良は3回、1アウト・満塁のピンチを迎えると、先制の犠牲フライを許し、連続イニング無失点は37回と3分の1で途切れます。
その後、1点を追加され、2点を追うカープは6回、秋山翔吾 がこの日、チーム唯一の2本目のヒットで出塁。矢野雅哉 の送りバントで2塁まで進みます。

続く 野間峻祥 の打席でワイルドピッチ。秋山は好走塁を見せて、2塁から一気にホームへ。1点差に迫ります。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
「守りにいったら一歩目が出ないと思うんです。それでも行くところに勇気が出ました」

そのまま迎えた9回、あきらめないカープは、先頭打者の野間。内野安打で同点のランナーが出ます。ここで登場した代走・羽月隆太郎 は、ホームを狙う準備万端。その後、フォアボールと送りバントで1アウト・3塁・2塁とし、一打同点の大チャンス。

打席には、代打の切り札・松山竜平 。
天谷宗一郎 さん
「ここも勝負に出ている中です」
しかし、中日のライデル・マルティネスの球を打ち上げてしまい、サード・ファールフライ。ここで3塁ランナー・羽月がタッチアップに挑みますが、アウトでゲームセット。
天谷宗一郎 さん
「これは責められないです。代走の羽月選手を出して、打つ方の松山選手も出して、ここで1点を取りに行くんだというベンチの思いが選手にもしっかり伝わっているんです。この前向きなミスというのは、しっかりとあしたからの試合につながるんじゃないかとわたしは思います」
中日サードの福永選手がいい送球をしたところもありました。惜しくもチャンスを活かしきれなかったカープ、くやしい連敗です。(中日 2-1 広島)