この週末に行われたJNN世論調査で、岸田内閣の支持率は9か月連続で3割を下回りました。こうした中、「ポスト岸田」の候補者たちは週末も活発に動いています。
自民党 石破茂 元幹事長
「伊藤正義元副総理が厳しく言われたのは『何を考えてるかお前たち、表紙だけ変えたってダメなんだ、中身が変わらなければダメなんだ』と」
講演で数十年前の思い出について語る石破元幹事長。その「自民党の表紙」として、今、もっとも期待されているのは。
この週末に実施したJNN世論調査では、岸田内閣の支持率は26.9%と、依然低い水準にとどまりました。
一方、自民党の中で「次の総理にふさわしい人」について聞いたところ、岸田総理は7位にとどまり、石破氏が1位に。
そして、2位に入ったのが小泉元環境大臣です。
この週末は福島県南相馬市で、東京電力福島第一原発の処理水の安全性をアピールしました。
総裁選挙について聞かれると…
自民党 小泉進次郎 元環境大臣
「党の現状に対して、地方の不満が相当に寄せられていることは事実です。そういったことをどのように払拭できるか、すべきことをしっかりと考えていきたい」
また、茂木幹事長は岸田総理の地元・広島を訪問。学生や女性と対話集会を行ったほか、河野デジタル大臣や小林・前経済安全保障担当大臣ら「ポスト岸田」候補も街頭演説や講演を行いました。
こうした中、9月に予定される自民党の総裁選に向け注目されるのが、安倍派の議員たちの動向です。
派閥の解散を決めて以降、表だって会合を開くことを控えていましたが、安倍元総理が銃撃されてから2年となるきょう、安倍家の墓がある山口県長門市に安倍派の衆院議員たちが集まりました。
また、奈良県の銃撃現場では安倍派の参院議員らが黙祷しました。このうち数十人は、すでに自民党を離党している世耕前参院幹事長の案内で、京都で会食したといいます。
安倍派参院議員
「世耕議員のもとに集合したというより、あくまで安倍(元)総理の3回忌だから集まった。さまざまな思いを抱えているなかで、安倍(元)総理に手を合わせたいということだ」
自民党 高市早苗 経済安保担当大臣
「私たちはまだ、まだ安倍(元)総理から残された宿題あります。日本国憲法の改正、これもう必ずやり遂げましょうよ。皆さんやり遂げましょうよ」
安倍氏を偲ぶ会合で高市経済安全保障担当大臣はこのように訴えましたが、安倍氏を慕う「保守層」が総裁選でどのように動くのか、注目されます。
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