1人あたり4万円の定額減税の開始から1か月あまり経ちました。
企業の経理担当者からは想定より負担は少なかったものの、今後のボーナスや年末調整が不安との声が聞かれました。
仙台市青葉区のホテルJALシティ仙台には、社員やアルバイトなど合わせて50人ほどのスタッフが勤務しています。
定額減税では年間1人あたり所得税が3万円、住民税が1万円、それぞれ減税されます。

この会社の6月分の給与明細では所得税と住民税はゼロで、減税された金額が明記されています。
1人で給与事務を担当する内藤薫さんは「当初の想定よりも負担は少なく感じた」と話します。
給与事務を担当 JALシティ仙台 内藤薫さん
「最初は確認作業に時間がかかったので大変だったが、給与ソフトで計算をしてくれるので思っていたよりは楽だった。
賞与の部分で減税される金額も大きくなっていくと思うし、7月に入社した人もいるので年末調整でしか調整ができない部分もあるので、注意しながらやらなくては」
「年末調整の時期は毎年大変で、定額減税もプラスされる。去年よりは大変になると予想しているので気を付けたいと思う」
低額減税の開始から1か月が過ぎても企業の経理担当者は引き続き対応に追われています。