首都圏でも大人気!規格外の「ドライフルーツ」
規格外の果物などを使ったドライフルーツで人気を集めている店もあります。長崎県諫早市にある「はってん堂」は2018年から低温で乾燥させる《ヒートドライ製法》で素材の色や味を活かしたドライフルーツを製造販売しています。

ONIZUKA鬼塚利洋代表取締役:
「農家の思いを背負って責任を持って売っています。無駄にしないということです。」

はってん堂は、これまで首都圏の有名ホテルや全国の物産展でドライフルーツの味を届けてきましたが、地元の人にも楽しんでもらおうと、古民家レストランを構えることになりました。
レストランでは規格外を含む9割以上県産の食材を使った料理を提供する予定です。

ONIZUKA 鬼塚利洋代表取締役:
「規格外でも美味しいことを伝えたい。全く味は一緒ですから、大事に食べていきたいです。」
【住】規格外と規格内の農産物は味は変わらないですし有効活用したいですよね。
【平】そうですね。規格外のものが安値で出回れば規格を満たしたものの価格が低下するという懸念が指摘されていますが、規格外の活用は食品ロスの削減だけでなく、食料自給率の向上や農家の収入アップにもつながります。農家自らが規格外のものを商品化して成功している例もあります。