2千円札はどこに消えたのか 調べてみると…
そもそも、どうしたら2千円札は入手できるのでしょうか。都内の銀行にある両替機に行ってみても「2千円札」の表記がありません。
大手銀行に問い合わせてみると…
「ATMや両替機は2千円札に対応していません、窓口をご利用ください」
2千円札を手に入れるには、銀行の窓口で両替する必要があるようです。こんなにも入手困難な紙幣になってしまったのには、そもそもの流通量に原因があるようです。
日本銀行の「銀行券発注高の推移」を調べてみると…なんと2千円札は2004年以降、1枚も発行されていなかったのです。しかも発行されたのは2000年に7.7億枚、2003年に1.1億枚の2回だけ。さらに、全国における2千円札の流通量を調べてみると、2004年8月の5億1300万枚をピークに急激に減少しています。

しかし、こんなデータもありました。沖縄県における2千円札の流通量をみると、発行当時の2000年7月は216万1000枚なのに対して2024年5月末時点で776万6000枚と3倍以上となっていたのです。
なぜ沖縄県での2千円札の流通量は右肩上がりに増加しているのでしょうか。また、流通量が増えているということは、いまだに2千円札が日常的に使われているということなのでしょうか。
その疑問を解決すべく、沖縄県内の銀行大手である琉球銀行に取材しました。