東京では知事選挙だけでなく、都議会議員の選挙も行われています。「ポスト岸田」の候補者は秋に向け、選挙応援で顔を売りたいところですが、ここでも自民党の派閥の裏金問題が影を落としています。
「間違っているんだよ!自民党のやりたい事なんかどうでもいいんだよ!!」
河野デジタル大臣に対して、一部の聴衆から飛んだ「ヤジ」。河野大臣も反応します。
河野太郎 デジタル大臣
「選挙妨害に近いことをやるような人が増えてきました。こういう輩を許しておいてはなりません」
演説には拍手も起きましたが、「輩」という言葉を使ったことについて、翌日、河野氏は…
河野太郎 デジタル大臣
「言葉の選び方は慎重にしなきゃいけないのかなと思いますが、何を言っているかが聞き取れない、ほとんど騒音のような状況でしたので、そうしたことは、やはり慎んでいただかなければいけないんじゃないかと思います」
現在、東京では都議会議員の補欠選挙が行われています。連日、「ポスト岸田」の候補が多く応援に駆けつけていますが、自民党の派閥の裏金事件に対する批判にさらされています。
自民党 茂木敏充 幹事長
「(政治資金問題で)今、我が党に対して大変厳しい声が寄せられています。必ず雨が降っても、地が固まって、そして投票日には晴れる日が来る」
一方、八王子ではきのう、石破元幹事長と小林鷹之前経済安全保障担当大臣が応援に駆けつけましたが、演説は集会所の中で非公開で行われました。
八王子は裏金事件を受け、役職停止処分を受けている萩生田前政調会長の地元です。
自民党関係者
「萩生田さんが国会議員を多数呼んでいて、応援の仕切りもやっている」
公の場での演説がないのは、事件への批判が飛ぶことを恐れたためではないかともささやかれていますが、「ポスト岸田」にとってはもどかしい展開が続いています。
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