またカメの堆肥化については、時間がかかるため労力が課題だとしつつも…

岡山理科大学 亀崎直樹教授
「堆肥になることは間違いないわけだから。かなり有効だと思いますよ」

中務さんの取り組みの成果は、すでに出始めています。

中務謙吾さん
「ここら辺のカメを駆除したんです。そしたら、ハスが生えてきました」

全滅したハスが少しずつ戻ってきたのです。
長い時間がかかるハスの復活と水質の改善。それでも中務さんは、取り戻したい訳がありました。

中務謙吾さん
「(昔は)ここで釣りをしたり泳いだりできたんですけど、今はそんな事一切できないので、これを10、20年、しいて言えば100年後になんとかできればいいかなと思っています」

ミドリガメを堆肥として有効活用する、この取り組み。
外来種対策の成功例となることが期待されます。