新紙幣への対応に頭を悩ませているのが、券売機を使用している沖縄そば店。


▽我部祖河食堂 田畑智次さん 「どうしようかなと。悩んでいるところです。(しばらくは)大量に旧紙幣を用意して両替して、ということになると思います。色々な補助金とかがあればいいなと思っているんですが、仕方がないなと払う感じではありますね」

納期までに3か月ほどの時間がかかる点や、1台で100万円以上コストを考え、このタイミングでの導入を見送りました。

▽日銀那覇支店・小島亮太支店長 「事業所の方から、改札への対応が間に合わないとか、対応コストが重いといった声が聞かれていることは承知しています。日本銀行としましては、銀行券が円滑に流通していくよう、今後も万全を期してまいります」
キャッシュレス化の波が進むなか、20年ぶりの刷新となった新紙幣。私たちの生活になじむまでには、しばらく時間がかかるかもしれません。

【取材MEMO】
発行開始の7月3日に日本銀行那覇支店で準備した新紙幣は134億円分ほど。県内の金融機関でも4日には各支店に新札が届き、両替が可能になるということです。また、これまでの旧紙幣については今後も変わらず使えるので安心してほしいと呼びかけていました。(片野達朗)