バス運賃箱“6割が非対応”の会社も 全国での対応割合は?

小笠原キャスター:
一方で、神奈川中央交通では、このような問題がおきているそうです。
新紙幣対応の運賃箱は、約1900台のうち約770台ということです。全体の6割が非対応という状況ですね。9月末までには、全車で入れ替わるということです。
担当者
「全ての交換が済むまでは、旧紙幣か交通系ICカードの利用を呼びかけています」
日本自動販売システム機械工業会によると、全国で、鉄道の券売機は8~9割、バスの運賃箱は6~7割程度ということになっています。
井上キャスター:
(新紙幣発行は)経済効果になって、少し経済が回っていくと見るべきか、事業者からすると、また負担になるので、少し物価高に繋がるかもしれないと見るべきか、どちらでしょうか?

萩谷麻衣子 弁護士:
初期費用がかかる分、価格に転嫁される可能性は十分あると思います。
お店の人もキャッシュレスにすれば手数料が取られて大変という声も聞きます。一方で、おつりの渡し間違いがなくなる、会計の時間を減らせる、現金がないので強盗や侵入などが減ると思います。
メリットを考えると、キャッシュレス化に進むのも悪くないかと思います。