20年ぶりに新しい紙幣が発行され、きょうから流通が始まりました。いちはやく手に入れようと、各地の銀行には行列もできています。

「触り心地がいい」 新札をゲットした人々の感想は?

3日午前10時、埼玉の銀行にたてられたのぼりには「新紙幣お取扱いはじめました」の文字。

店内のATMはずらっと行列。全員“新紙幣”を求める人たちです。なかには、両替開始の2時間以上前から待っていた人も

一番乗りで入手した人
「1番目にここで新紙幣に触れて嬉しい。緊張と新しいものが出てくるわくわくで、ちょっと震えました」

二番目に入手した人
「新札ゲットできました。もうドキドキがすごい。誰の手にも渡っていなかったので触り心地がいい」

初めて触る新紙幣に、みな一様に笑顔です。

3日から流通が始まった新紙幣では、長らく1万円の顔を務めた「福澤諭吉」から「渋沢栄一」に、40年ぶりにバトンタッチします。

渋沢栄一に、特別な“親しみ”を感じる「英一」さんがいました。

『英一』さん
「私も実は『えいいち』って同じ名前になっていて、多少親近感がある」

ところ変わって、渋沢栄一のふるさとである埼玉県・深谷市の銀行。両替開始1分前を迎えると…

両替機の利用者
Q.あと1分ですよ
「ドキドキする。心臓がドキドキ止まる」

アナウンス
「大変お待たせしました、両替機をスタートします」

両替機の利用者
「やっと渋沢さんに出会える」

その手に握りしめた旧札10万円を、慎重に両替し…

両替機の利用者
「感動しました。手応えありました、一番に来てよかった。本物は違う」

無事、新紙幣にたどり着きました。