天日干しだけでは“全部死滅しない” 対策は?

井上キャスター:
対策についてです。

天日干しは、高温、紫外線、乾燥で死滅させようという考え方ですが、両面を干しても、中の方にダニが潜り込んでいて、全部のダニが死滅しないことがあります。

その効果について…

インターパーク倉持呼吸器内科 倉持仁 院長
「生きているダニが大きな問題ではない。ダニの死骸や糞でアレルギーがおきる」

死んだダニの方が厄介ということなんですか?

インターパーク倉持呼吸器内科 倉持仁 院長:
ホコリとなって、舞い上がり吸い込んだりすることで、いろいろなアレルギー性の疾患が出てきます。やはりダニの絶対量を減らすことは大事です。

井上キャスター:
死んだダニをどう処理するかについてです。死骸やフンを取り除くには、布団を洗濯して乾燥させるといいそうです。

頻繁に洗濯するのが難しい場合、天日干しの後に掃除機をかけて吸い取るといいということです。

ホランキャスター:
ダニを退治できる布団用掃除機みたいなものも一時期、流行しましたが、効果的ですか?

インターパーク倉持呼吸器内科 倉持仁 院長:
そうですね。こまめに掃除機をかけていただくことも非常に有効です。アレルギー性疾患を抑えるには、できる限り、吸い込むアレルゲンを減らすことが有効です。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
うちは5人家族で一緒に寝ているので、どうしてもこもるというか、蒸れます。シーツは頻繁に洗うようにしていますが、薄いシーツの表面を取って、洗うだけで大丈夫なのか不安です。下のマットレスにもいる可能性はあるのでしょうか。

インターパーク倉持呼吸器内科 倉持仁 院長:
マットレスも、湿っていればいるほど、時々ひっくり返したり、シーツを交換するだけでも有効です。こまめに掃除・洗濯するのは大事なことだと思います。

井上キャスター:
何か倉持家で実施していることはありますか?

インターパーク倉持呼吸器内科 倉持仁 院長:
同じです。特別なことはないかと。

また、外から持ち込んでくるダニは非常に危険な場合があります。野山に行ったり、外にペットを出したときには、帰宅するときにダニがついてないか注意することは大事ですね。

ホランキャスター:
それは目視できる大きいものだと考えていいですか?

インターパーク倉持呼吸器内科 倉持仁 院長:
そうです。チェックしてあげるといいと思います。

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<プロフィール>
倉持仁さん
インターパーク倉持内科日本橋代表理事
日本アレルギー学会専門医

松田丈志さん
元競泳日本代表 五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父