気になる能登エリアですが、今回の調査には能登半島地震の影響は反映されていません。輪島市河井町の朝市通りでは、2023年から2000円下がり、4万7000円となりました。
県全体では3年連続で上昇している路線価ですが、今回は、能登半島地震に関連して、「調整率」が適用されます。

「調整率」は、能登半島地震が、特定非常災害に指定されたことを受け、被災地で
土地の相続や贈与にかかる税負担を軽減するため路線価に調整率をかけた額を地震発生後の価格として算定基準にします。
2023年2月28日以降に相続などで取得した土地や、2023年1月1日以降に贈与で取得した土地が対象です。
最も減少幅の大きい輪島市河井町や鳳至町、珠洲市飯田町や蛸島町などでは、公表された路線価の45%分を差し引いた金額が、評価に用いられます。
調整率が適用されるのは、奥能登だけではなく、金沢市以北の11の市や町で
路線価が減少する地区があるということです。