9月に予定される自民党の総裁選挙に向け、動き始めた「ポスト岸田」レース。ただ、その過熱ぶりに候補者陣営などからは警戒感も広まっています。
岸田総理
「いちごいちごいちご、おいしい」
土曜日に政権発足1000日を迎えた岸田総理は、山梨県でスマート農業の現場などを視察。9月に予定される自民党総裁選での再選もにらんで、地方行脚をスタートさせました。
岸田総理
「これからも地方の声、あるいは現場の声、丁寧に聞いていく姿勢を大事にしていくことは大切だと思っている」
一方、自民党の茂木幹事長は民放の報道番組に出演し、総裁選について「新しい人も含め色々な考えを持っている人が出ることが大切」と述べました。自身の出馬について問われると…
茂木幹事長
「夏の間によく考えたい。一般的には7月・8月が“夏の間”。総理になってやりたい仕事があるのは間違いない」
また、高市経済安全保障担当大臣はおととい、国会内で自身に近い地方議員らと会合を開きました。
ただ、一部で「総裁選への意欲を伝えた」と報じられると、SNS上で「短時間の意見交換をしただけ」と強調しました。
高市早苗氏のXより
「私が総裁選出馬の決意を伝えた??…という旨の変な記事の為に、時間を使うのは無駄ですね。」
菅前総理が先週、総裁選で“新しいリーダーが出てくるべき”と発言してから一気に加速した「ポスト岸田」レース。
ただ、今の状況は過熱しすぎている、として警戒感や反発の声も広まっています。
自民党 二階俊博 元幹事長
「誰か取り違えたのではないだろうが、ちょっと総裁選挙の幕開けというかスタートが早すぎたね」
「ポスト岸田」候補者のひとり
「最近、政局報道が過熱しすぎていて、どうかしている。そんなものに付き合っていられない」
各候補者とも出馬に向けた準備は進めているものの、早い段階で名前が浮上したらつぶされるのではないか、という警戒感があり、水面下での駆け引きが続いています。
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