(若狭キャスター)
今回の不正に対して厚生労働省が「連座制」を適用するということなんですが、「連座制」は政治家の不正などでよく聞く言葉なんですが、これは一体どういうことなのか、お願いします。

(山内アナ)
今回、指定が取り消されたのは特に悪質と見られた5か所です。
愛知県幸田町、名古屋市緑区、天白区、北区、守山区、この5か所が指定取り消しとなりました。
これに対して厚生労働省は「恵」のグループホームが組織的に不正に関与したとして、実際に不正が発覚した事業所だけに処分を下すのではなくて、運営する施設全て、約100か所あります。
全てに「連座制」を適用して、6年ごとの指定更新が認められなくなります。
つまり全国の「恵」の事業所は順次運営ができなくなる見込みです。
(若狭キャスター)
指定を取り消した5か所が単独で行った不正ではなく、これは組織的なものであるということで、ゆくゆくは全てが運営できなくなるということですね。
こうなると入居者の方々が不安ですよね。

(大石アンカーマン)
入居者の皆さんの行き先がなくなって事業所難民のようになったら困ります。
では一体どうするのか、名古屋市と愛知県を取材してみました。
まず受け入れに関して言うと、グループホーム「恵」が受け入れ先を探すというのが最初の段階。
しかし決まらなかったらどうするかというと、各市町村で受け皿を探すということなんですね。
ちなみに名古屋市の場合はグループホーム「恵」は6か所の約100人が該当しているそうです。
各市町村でも決まらなかった場合は各都道府県、今回は愛知県が受け入れ先を支援する、つまり、より広域でみていくということなんですね。
(若狭キャスター)
受け入れ先について動きはあるんでしょうか?
(大石アンカーマン)
名古屋市に取材したんですけれども、名古屋市は1か月ほど前から電話相談窓口を設けていて、88件の相談があったそうです。
そして、まさにきょうからだと思いますけれども、他のグループホームへの協力要請をしていく予定だということです。
愛知県に受け入れ先について取材したところ、キャパシティでいうと8割~9割は埋まっているそうなんですね。
これから出てくる問題として、スタッフの人手不足の可能性もあるということです。
なぜかというと、入居する人の障害の特性によっては、スタッフの人員配置基準を変えなければいけない。
例えば障害者の方4人に対してスタッフ1人のところを、やはり障害が重いということになれば、人員基準をもっと厳しくしなければならない場合もあると。
さらに連座制についてどう思うのか、名古屋市で相談支援をしている方に聞いたんですけども、福祉を食い物にしているのは許せないし由々しき事態なのだけども、グループホーム「恵」は緊急時にはしっかり受け入れてくれたということもあって、これから受け入れがどうなっていくのか、その辺りが不安ですと話されていました。
(若狭キャスター)
不正は、もう言語道断です。
入居者の方々が安心して暮らせる対応が急がれます。














