能楽部を指導するのは…
部員たちに指導するのは能楽師の粟谷明生さん。週末に控えた舞台を前にそれぞれの仕舞をチェックし姿勢や足さばき、扇の使い方など細かく指導していきます。

粟谷明生さんの指導:
「できるだけ肩も顔も水平に横に動く、かたむかない、まっすぐ。右足引いて座る、これはダメ…。自分の頭切ってる、扇はこう回さないと」

能では型どおりに動くだけではなく、洗練された動きの中での表現力が大切になります。部員たちは自分の稽古以外の時もプロのアドバイスや先輩の技を自分のものにしようと真剣に取り組みます。

そして、今回能面を付けて舞う本格的な「能」に挑戦する部員もいて、粟谷さんの指導にもさらに熱が入ります。

粟谷さんは、自分たちなりの表現を通じて能の魅力を広めていってほしいと期待を寄せます。