雇用の厳しい現実
特にひとり親家庭の場合に、収入が安定した正規雇用や、賃上げが実施される大手企業で職を得ることはとても難しい現状があります。
「正社員の仕事を探しているがなかなか決まらない。子供に障害があるので思うように働けない」
「派遣切りに合いまもなく無職になります。正規雇用で働きたいけど年齢的になかなか見つからず困っている」
「物価が上がっているのに、給与が変わらず困っています。ひとり親で、頼れる親戚も居ないので、子供達の学校行事や体調不良で仕事を休む時、有給では足りません」
「がん治療後の後遺症で働けない。在宅で子どもを養えるほどの収入がある仕事が必要」
働く意欲があっても職を得られなかったり、ひとりで子育てすることの負担の大きさなど、支援が必要にもかかわらずそれを得られない親の厳しさは増す一方です。
夏休みになれば、給食がない、暑さが厳しくなるなどでますます困窮します。今回の調査では、初めて夏休み関する質問を設定しましたが、「なくてよい」が13%、「今よりも短いほうがよい」が47%と6割に達し、本来ならば子どもにとっては待ち遠しいはずでも、生活がより厳しくなり、友達が経験している旅行やレジャーもあきらめなければならないことは子どもの心に大きな陰を落とします。
キッズドアの渡辺由美子理事長は、「アンケートの記述で、何人ものお母さんが死にたいと書いている」という現状を訴え、このあと「夏休みを迎える困窮子育て家庭に現金給付」「困窮子育て家庭の体験格差を埋める支援」「年収 300 万円未満の困窮子育て家庭へ緊急の支援」「困窮子育て家庭にも賃上げ」を提言として、こども家庭庁と厚生労働省、文部科学省に提出するということです。














