梅雨時期、髪が爆発して困るという人必見!今美容業界が大注目の“くせ毛に効く”新成分「トステア」から、逆にクセを強めて活かす「クセ活」ブームまで、知っておきたい「くせ毛対策」の今を調査しました。
ダメージ髪でもOKの「弱酸性縮毛矯正」
ある調査では、日本人のくせ毛の割合は、▼男性61%、▼女性73%(※2014年/ウェザーニュース調べ)
実に、「3人に2人がくせ毛」!街では悩む声も多く聞かれました。
10代女性:
「中学の時に前髪を上げて結んでいたけど、生え際がクルクルになって『大仏じゃね?』みたいな」
10代女性:
「髪を結ばないと『プロレスラー』って言われたり…」
そんな困ったくせ毛の対策として、一番多くの人がやっていると話したのが「縮毛矯正」。
ただこれまでは、カラーリングとの併用や傷んだ髪の人はNGと、誰もが受けられるわけではありませんでした。
美容師向け専門誌『月刊SHINBIYO』工藤亮編集長:
「昔はアルカリ性の薬剤がメイン。健康な髪の毛は酸性寄りなので髪へのダメージが大きかった」

しかし数年前に「弱酸性縮毛矯正」が登場!対応できる髪の幅がぐんと広がりました。ただ専門知識が必要なため、まだ1割程度の美容室しか対応できていないといいます。
東京・有楽町にある美容室『ENORE』。客の塩原亜希子さん(47)は、緩くパーマがかかったようなくせ毛を「弱酸性縮毛矯正しに来た」といいます。

塩原さん(47):
「縮毛矯正は何回かやったけど、表面がチリチリしてしまってダメだった。ちょっと怖くなってしまった」
カラーリングもしているため、美容師が髪の毛の状態を細かくチェックし、塩原さんのくせの度合やダメージにあわせて薬剤とトリートメントを調合。

それを髪全体に塗ることで髪内部の結合を切り、毛を柔らかくします。
その後ヘアアイロンでうねった髪をまっすぐにしたら、その形状を記憶させるための薬剤を髪全体に塗り浸透させるという行程。料金は、1万7600円です。
そしてスタートから約2時間…。うねうねしていた塩原さんの髪がサラサラのストレートに!

「いやすごい。滑らかになりました」と髪を何度も触って喜ぶ塩原さん。
効果は半永久的に続きますが、この後伸びてくる髪はくせ毛なので、ショートなら3か月、ロングなら3か月~半年に一度のケアが必要だといいます。