ヴィクトワールの選手4人もウォーミングアップ。雨も弱まり、いよいよスタートです。

3周目、小野寺が積極的に前に出てレースを進めます。4周目、10番手以内に小野寺。宮崎が、ここで遅れてしまいます。


5週目に入ると11番手に久保田が上昇。中村は、この時点で集団から遅れてしまいます。

中村圭佑 選手
「でも、やることをやってきたので、この結果なら悔いないので、また次に向けてがんばります」
ヴィクトワール広島のファンが声援を送ります。7周目、上位5人の逃げのあと、メイン集団で力強くダンシングする久保田。ここで小野寺が集団から脱落します。


小野寺玲 選手
「意外と行けるかなという感じで走れてはいたんですけど、トレーニング量とかの都合なのか、わからないですけど、急にパタって足が動かなくなってしまった感覚があったので、これを踏まえて来月の地元レース、そして、それからの後半戦に向けて上げていければなと思っています」
8周目、メイン集団の15番手で必死の形相で踏み続ける久保田。9週目も離されず、14番手をしっかり追走。

11周目、大混戦の中、メイン集団の中でしっかり位置をキープします。しかし、12周目の最後の直線でメイン集団の最後方に下がってしまいます。そして、13周目、ついにメイン集団から脱落してしまいました。

レースは逃げが決まり、勝者は4人に絞られました。単独で20位を走行する久保田。トップに10分以上離されるとリタイヤになるため、懸命に走り続けます。しかし、惜しくも18週目、タイムアウトとなってしまいました。

中村圭佑 選手
「チャレンジしてこれなら」
久保田悠介 選手
「まあねえ」
― 惜しかった。がんばったと思うよ。
「精いっぱいでした」
サバイバルとなったレースで完走はわずか19人でした。

中山卓士 監督
「久保田がいいところまで来て、最後の最終走者まで来ていたんですけど、目標の順位にも届かなかったし、もう1回、みんなで鍛え直してがんばるしかないですね」

◇ ◇ ◇
石田充 アナウンサー
109人が出場して19人しか完走できなかったというサバイバルでした。まず現地に行くのにも自転車のロードレースはたいへんだなと感じました。

7月には地元でレースがあります。去年から始まった「佐木島ロードレース」(7月27日)、そして広島の市街地を走る「広島クリテリウム」(7月28日)。過去には雨で中止になったこともあるので、いい天気の中、広島でレースが開催されればと思います。














