久保田悠介 選手
「ただ走るだけでもしんどいコースになると思うので、15位以内に入るとUCIポイントが獲得できるので、そこを目標に」

中村圭佑 選手
「160キロで5000メートル上がる、登るコースなので、やることはやってきたので、あとはもう自信を持って走ります」

8時間後、ようやく静岡のホテルに到着。

宮﨑健太 選手
― 着いたね。
「長かったですね」

前日、タイムトライアルに出場していた小野寺と合流。3人は、移動で固まった体を1時間ほど走ってほぐします。翌日が雨予報のため富士山は全く見えません。

翌日のレースの打ち合わせ―。

中山卓士 監督
「正直言ってトップテンというのはチームとして、監督としてのオーダーだけども、でも、ダメでもいいからトップテンにつながる走りができたねというところでベストを尽くしてほしいなというふうに思っています」

小野寺玲 選手
「特に調子いい久保田くんならチャンスがあると思うから、あせらず、まわりを見て、いい展開に乗れることを意識して走ってもらって…」

午後5時半、早めの夕食を定食店で。焼き魚などが中心で、揚げ物は食べません。小野寺は大好きな納豆をプラスします。

小野寺玲 選手
「納豆は毎食、食べたいぐらいですね」

本番当日(6月23日)―。

中村圭佑 選手
「雨ですね。想定内というか」

久保田悠介 選手
「雨は本当に寒いですし、滑りますし、なにより。それが怖い」

― 坂が多いから。
「そうですね。下りがそのぶん…」

去年と同じ会場で行われる全日本選手権のロードレース。8キロのコースを20周・160キロで争うトップカテゴリーには109人の選手が出場しました。