最後の授業は要人の警護などを想定した『警備実施』でしたが…

【勝見俊介教官】
「お互い服装を見合ってきたのか?どうなんだ?」
「足りない!姿勢が足りないね。全力差も見えません。連帯責任で腕立てします」

またも腕立て…。

この腕立ても、息が合わなければまた最初からやり直しになります。

態勢を整えて行われた『集合離散訓練』は、その名の通り、教官のいるところまで全力で集合し、全力で離れる。部隊を展開していく訓練です。
これを何度も繰り返します。

掛け声は、「オラオラ!」。
相手を威嚇するために、叫びながら走ります。

全力疾走を10回以上繰り返しました。

― 黒崎「これはきつい!太ももパンパン。人を守るって大変…」

【学生】
「とても心が折れる訓練です」