冷房が効きすぎて鳥肌が立ったり、怖い話を聞いて鳥肌がたったり…
いろんなシチュエーションで立つ鳥肌は、どんな理由で現れるのだろうか?
意図的に鳥肌を立てられる人もいるらしい…”鳥肌”研究の第一人者に聞いた。
寒さだけじゃない 鳥肌がたつシチュエーションは様々
ある日の帰り道。
トイレを我慢して急ぎ足で歩いていると、腕には鳥肌がたっていた。
そして、その鳥肌はトイレを済ませると、すっかりなくなっていた...。
「さっきの鳥肌って、なんで立ったんだろう?…本来、寒くて立つものなんじゃないのか?」
「身体を温める効果があったとしても、現代の人間はそこまで毛深くないよなあ…」
ネットで調べてみると、「毛を逆立てることによって体温の低下を防ぐ」「鳥肌は現代の人間にとって意味がないもの」「感動したり驚くと立つ」など、どれもそれらしい説明がされている。
確かに、考えてみれば鳥肌が立つときには色々なシチュエーションがある。
身の毛もよだつ怖い話を聞いた時や、アーティストの生歌を聞いた時。黒板をひっかくあの嫌な音を聞いた時も鳥肌がたつ。
鳥肌って一体、何なんだろうか。

鳥肌研究の第一人者である早稲田大学 文学学術院の片平建史 准教授(心理学)に聞いてみた。