昨年度、過去最大の赤字となった影響で、過半数の議決権を得た国の実質的な管理下となっている仙台銀行の持ち株会社「じもとホールディングス」の株主総会が開かれました。株主からは心配や不満の声が聞かれました。
仙台市青葉区の仙台銀行本店には、午前10時からの株主総会を前に株主らが続々と入っていきました。

一部の株主からは業績不振について心配や不満の声が聞かれました。じもとホールディングスは、今年3月期の連結決算で過去最大となる234億6200万円の赤字となり、期末配当を無配としました。

一方、国からは公的資金の注入を受け優先株を発行しているため、無配の場合、国には議決権が発生することになっています。その議決権は全体の63.1%と過半数となっていて、一時的にですが実質、国の管理下に入った格好となっています。
株主総会は、報道非公開で行われました。