生鮮カツオ水揚げ27年連続日本一の宮城県の気仙沼港で19日、生カツオのタタキが入ったゆうパックの出発式が行われました。今シーズンは、カツオの水揚げが好調で、初日は去年のおよそ2倍の550ケースを発送しました。
気仙沼市港町で行われた出発式には、気仙沼郵便局や地元水産加工会社からおよそ20人が出席して第1便を祝いました。

11年目を迎えた生カツオたたきのゆうパックは、気仙沼港に水揚げされた鮮度抜群の生のカツオをその日のうちに加工して、県内や関東方面に出荷します。
気仙沼港では今シーズン、カツオの水揚げが好調で、カツオのゆうパックは初日の19日、去年より234ケース多い550ケースを発送しました。

気仙沼郵便局 及川裕昭局長:
「今年も無事に第1便の発送を迎えて関係者の皆さんに感謝しています。昨年に続き豊漁になって多くの皆さんに食べてもらいたい」

生カツオタタキゆうパックは、8月末まで受け付けていて、気仙沼郵便局では6000ケースの発送を見込んでいます。
気仙沼漁協によりますと、19日時点で気仙沼港に水揚げされた生鮮カツオは2311トンで、去年の同じ時期の1614トンの1.4倍となっています。

今年は生鮮カツオの初水揚げが去年より1週間遅れた一方で、海水温の上昇に伴い、カツオの群れが茨城沖から三陸沖まで北上してきているということです。気仙沼漁協は、今年も例年通りの水揚げ量になるのではないかと話しています。
気仙沼港は28年連続となる生鮮カツオ水揚げ量日本一を目指していて、7月から9月にかけて本格的な水揚げシーズンに入ります。