パネルは「229㎞」230㎞まであと1㎞ するとその時...!

そしてカメラは運転席へ...デジタル式のパネルは【画像⑥】のように時速230キロの一歩手前、「229」まで速度を上げていきます。

【画像⑥】

(RSK山陽放送 島田 博キャスター)
「岡山を発車した試験車両は徐々にスピードを上げていき、220キロ付近で一度固定し、その後、相生に到着する直前、目標の230キロに達しました」

来た!ついに【画像⑦】のように目標の「230」まで到達しました。やった、230キロだ!

【画像⑦】

と思ったその時…カメラは「まさかの数字」を一瞬だけ捉えていました。それが【画像⑧】です。

【画像⑧】

なんと1km/h オーバーの時速231キロ!よく分かんないけど、ま、いっか。これも試験です。ちなみに【画像⑧】のメモリをよく見てみると、100系って「時速300キロ」まで計測できるようになっていたんですね。

さぁ、「時速231㎞」の乗り心地は?

ちなみに初めて「時速230キロ(+1キロ)」を体感した島田キャスター、乗り心地はどうたったんでしょうか?

(RSK山陽放送 島田 博キャスター)
「スピードアップした場合、特に問題となる『2階建て車両の振動』なんですが、現在そのスピードが230キロ近く出ておりますが、振動という面ではあまりこれまでと変わりありません」

「乗り心地の方は、体で感じる限りその影響ないようです」

【画像⑨】

この走行試験の狙いは?当時のJRの担当者の方に、インタビューをしていました。

(当時のJRの担当者)
「実はこの車両は、国鉄時代にこれと同じ車両があり、『これ』については270キロ近くの試験も全部やっておりますのでね」

「走ることに関しての技術的な問題は、かなり進んでいるんですよ。ただ確認が必要であるということ、もう1つは騒音問題ですね」


「これ」って何だろう?【画像⑩】にある、例の「951形」でしょうか。鉄道に詳しい方、教えてくださいませ。

【画像⑩】