今年度、宮城県内の消防本部に採用された新人消防士が18日、災害現場への出動を想定し資機材を持って歩く強歩訓練に臨みました。
災害を想定した強歩訓練には、県内の消防本部に今年4月に採用された新人消防士およそ100人が参加しました。

訓練のコースは、仙台市宮城野区にある宮城県消防学校と若林区にある震災遺構荒浜小学校までの往復およそ27キロです。

新人消防士たちは4つのグループに分かれ、災害時の活動に必要なタンカやロープなど、1人およそ10キロの資機材を持ちながら力強く歩いていました。
仙台市消防局 熊谷輝さん(23):
「自分たち28期は団結力の高い方だと思います。きょうの訓練を通してまた一歩チームワークをつけるように取り組んでいきたい」

この訓練は、団結力を高め、気力、体力を養うことを目的に毎年行われています。新人消防士たちは、途中で要救助者の救助訓練も行い、消防学校へ戻るということです。