台湾のハイテク企業でつくる協会のメンバーが宮城県を訪れました。村井知事を訪問したほか、東北大学の視察を行い、半導体関連事業などでの相互連携について意見交換しました。

17日午前、県庁を訪れたのは、台湾のハイテク企業でつくる協会「HTFA」のメンバー19人です。出迎えた村井知事は、大衡村に建設が予定されている台湾企業などによる半導体工場への期待感を伝えました。

村井知事:
「台湾と一緒に協力しながら、人材育成に努力をしていかなければいけないと思っている。ぜひ皆さんの会社も工場をつくるときは宮城県につくってほしい」

これに対し、HTFAの林育業理事長は「今回の訪問を第一歩として半導体の発展のためにも交流を続けていきたい」と述べました。

午後には、東北大学の電気通信研究所ナノ・スピン実験施設を訪問し、羽生貴弘所長から施設や研究内容について説明を受けました。そして、実際に実験室などを回り、半導体の開発や製造にも応用されている最先端のナノテクノロジーの研究現場を見学しました。

HTFA 林育業理事長:
「引き続き互いの交流を進めたいと考えている。まず互いを理解して信頼を築き、その土台作りのうえで双方の技術発展していけるところを考えていきたい」

HTFAのメンバーらは、18日は次世代放射光施設ナノテラスなどを視察する予定です。