15日、日本の鉄道技術史上大きな足跡を残した車両、381系やくもが惜しまれつつ定期運行を終えました。
山あいのカーブが続く路線で飛躍的なスピードアップを可能にし、高速旅行時代を切り開いた特急電車です。
夜のホームに次々と人が集まって来ます。
(アナウンス)
「特急やくも25号、当駅止まりの列車が到着となります。」
お目当てはラストランの国鉄色やくも。
岡山県内の落石で1時間遅れになりましたが、ゴールを数百人が見届けました。
(集まった人たち)
「サンパーイチ有難う。お疲れ様!」
曲線の先に消えて行くテールランプを見送ります。
日本の鉄道はカーブが多く、スピードアップの障害になっていましたが、バイクが曲がるように車体を傾ける振り子方式で限界を打ち破ったのが381系です。
1982年導入の伯備線では、従来のディーゼル特急が岡山駅から出雲市駅まで
3時間40分前後かかったのを一気に20分短縮しました。














