一次避難 キャリーバッグが重すぎて… 電源確保のため二次避難

まずは、近くの市営住宅の3階へ一次避難します。
キャリーバッグが重すぎて、2階までしか上がれませんでした。


さらに、避難は続きます。

(看護師)
「電源確保のため、市役所に避難しましょう」

医療機器の電源を確保するため、二次避難場所の延岡市役所へ車で向かいます。


(看護師:車内から連絡)
「避難状況は、今、市役所に向かっています」


無事、市役所の2階に到着しました。
訓練を終え、松下さんは・・・

(松下香代さん)
「あの荷物を考えると希望よりも不安が、だって、私1人ですし」


医療機器のほか、およそ1週間分の薬や栄養剤、それに着替えなど、バッグの重さは10キロを超え、荷物の絞り込みが必要なことが分かりました。


(松下香代さん)
「『逃げなきゃなって、命が大事だなって、諦めちゃいかんなって、何とかなるよ』って思うし、ほかの医療的ケア児のお母さんにも同じことが言いたい」


(訪問看護ステーション陽のひかり 日野亮司代表)
「きょう、車で移動しましたけど、車に乗れるのか、車が使えるのか。ただ、こういった訓練をすることによって、一つの方向性、あるいは一つの手段、こういったところは、今回の訓練で気づくことができたなと思います」