その後、腰が悪い男性を背負って、階段を下りたといいます。

酒井さん:
「よく言われる火事場のくそ力というのはそこにあるのかなと思いました。命の恩人だなんてことをおっしゃっていただけたので本当に無事でよかった」

わずかな時間での的確な判断と行動。

救助には危険が伴いますが、酒井さんは過去に20年近く消防団員を務め、知識と経験を持ち合わせていました。

長野市消防局・西沢尚(にしざわ・ひろし)消防長:
「人命救助というのはタイミングが非常に大事だが、躊躇なく、タイミングを逃すことなく、救出活動に当たられた。長年の消防団としての経験が非常に生きていたのではないか」

酒井さん:
「私ども配達している側からしたら大事なお客様なので、大事なお客様を守るという部分では、行き過ぎたと言われてしまうかもしれないですけれども、自分でできる範囲で自分のできることをやっただけの結果だと思っております」