ノースリーブ一枚がお決まりのスタイル

元日の能登半島地震から1か月あまり。船上では極寒の2月にもかかわらず、ノースリーブ一枚。

記者:「寒くないですか?」

宇波漁港 漁師 曽場慎太郎さん:「いつもこの格好です、服汚れちゃうので」

よく見ると二の腕には鳥肌が…。

沖合からおよそ1キロ離れた海に設置した定置網で狙うのはブリやフクラギ。大漁を期待し、網を引きあげると。

宇波漁港 漁師 曽場慎太郎さん:「あっち泳いでった、今度こっち来たやんか」

網にかかっていたのは大量のイワシ。

宇波漁港 漁師 曽場慎太郎さん:「網に捕らえられたイワシが逆方向に泳いでいっちゃうみたいな感じで、網がもう持ちあがらない」

イワシの大群が定置網の中で暴れまわり網があがりません。

格闘すること1時間。船に乗り切らないほどの大漁のイワシがかかっていました。この日の水揚げは6.8トン。そのほとんどがイワシでした。

宇波漁港 漁師 曽場慎太郎さん:「獲りきれる量ではない。終わりが見えない量。これが毎日続くとちょっと大変ですね。不漁よりはいいんですけど…」