県内では前例のなかったオリーブオイル作り。
苗を植えてからオイルが絞れるようになるまでは試行錯誤の3年間が続きました。


前田啓介さん:
「何も、だれもいなかったので近くに。イタリアに聞いてみたり(国内産地の)小豆島に聞いてみたり、自分で行って経験して学んで帰ってきたものを持ち込んでみたり、ずっとそういう繰り返しでしたね」
オリーブオイルは作物を育てるだけでなく油に加工する部分でも難しさがあります。
最後の行程で遠心分離機で分けた油と果汁、果肉からうまくオイルを抽出するにはミリ単位でストローの深さを調節する必要があります。
前田啓介さん:
「できるだけ果汁とオイルのぎりぎりのところをとっていく作業、これはもう経験です。何回も失敗して、農業の部分もすごく重要な一部だし、こういう搾油のところもすごく重要な一部で、重要なピースが連なってオリーブオイルメーカーなので、色んな立場とか目線で見ていないと失敗してしまいますよね」