金賞に輝いたオリーブオイルを作った前田啓介さん。
2013年から笛吹市御坂町で県内では珍しいオリーブの栽培を始めて、およそ10年での快挙です。

前田啓介さん:
「ソリッドな鋭いオイルというイメージがあって苦み辛味がしっかりある。凛としたオイルというか、そういうふうに感じていますね」
「どういうものを自分らは作れているかというのが気になっていたもので、金賞に値すると評価していただいたことがすごく自信になりましたね」
前田さんは現在活動休止中の人気バンド レミオロメンのベーシストとして活躍しました。音楽から農業の分野へ挑戦の場を移したのには山梨への思いがあります。
前田啓介さん:
「山梨って色々美味しいものがあるし、美味しいワイン、お酒、肉もあるし、それをつなぐ食材、調味料みたいなものを作れると面白いよねって話を、(音楽活動をしていた)20年くらい前からしていて」
「お店を回っていく中で日本のオリーブオイルに出会って、それがとにかくすごくおいしくてこれを山梨でできないかというのが最初」
100本の苗木から始めたオリーブの栽培は現在およそ600本となり、年間のオイル生産量はおよそ500㎏にまで成長しました。
前田啓介さん:
「どう考えてもクレイジーですよね。10年前にオリーブ100本植えて。近所のおじさん、おばさん『啓介、バンドの次はオリーブか?』って絶対思ったと思いますよ」