新潟地震の発生から間もなく60年。11日、新潟市消防局で大規模な地震の対応を確認する訓練が行われました。重視したのは“情報の共有”です。

新潟市消防局で午前9時に始まった地震訓練。この訓練は大規模な地震に備え、市内8区にそれぞれある消防署との連携や県内外からの応援隊の受け入れ態勢を強化しようと、毎年実施しているものです。

今回は下越沖で最大震度7の地震が発生した想定で行われ、市内すべての消防署や出張所も合わせておよそ400人が参加。

各消防署から上がってくる被害状況を集約し、特に被害が大きい区に部隊を派遣するための情報共有の仕方を確認したほか、元日の能登半島地震を踏まえて液状化現象の発生も被害想定に組み込んで対応を確認しました。

【新潟市消防局 小林雅博 次長】「大きな災害が発生すると、情報の集約・集積・共有が一番大事になるので、本日の訓練はその辺の教訓を踏まえて行いました」

新潟市消防局は訓練を活かし、いつ発生するかわからない大きな災害に備えていきたいとしています。