梅雨の快眠には「温度・湿度」の菅理を

睡眠の質を上げるためには、寝室の環境作りがポイントです。
睡眠中は体の内部の温度である「深部体温」を下げて、臓器や筋肉、脳を休ませることが質の高い睡眠に繋がります。
理想の環境はー
▼温度 26℃
▼湿度 50%程度
湿度が高いと汗が蒸発せず深部体温が下がらないので睡眠の質が低下してしまいます。
6月・7月の平均湿度は75%以上と大変高くなりますので、エアコンや除湿器を活用してください。
梶本医師:
エアコンの冷房機能で26℃に合わせてサーモスタットを働かせると、結果的に除湿にもなります。
暗く静かな環境が◎

眠っていても目、耳、鼻はずっと働いている状態です。
睡眠の質を高めるには、真っ暗で、静かな環境が理想。
リラックスするために暗めの電気をつけたり、音楽を聴いたり、アロマなどの香りを楽しむ方は、入眠前におこない、睡眠中はやめたほうがいいそうです。
梶本医師:
眠るまではリラックスは大切なんですけど、睡眠中も耳・目・鼻は常にオンの状態なので、そこで何か刺激が加わると眠りが浅くなってしまう。眠っている間は必ず真っ暗な部屋で、かつ音も静かなところで過ごすのが大切です。
恵俊彰:
タイマーのオフ機能をうまく使うといいですね。
梶本医師:
蒸し暑さの「蒸し」の部分が夏の問題なんです。除湿が非常に大切なので、エアコンを使って朝まで快適な環境を作ってもらえたらと思います。
(ひるおび 2024年6月10日放送より)
==========
<プロフィール>
梶本修身氏
東京疲労・睡眠クリニック院長
疲労と睡眠の第一人者
『スッキリした朝に変わる睡眠の本』など多数の著書