肩幅より狭い道 絶景を目指す「洞窟探検ツアー」へ潜入

番組は、古戸の風穴のケイビングツアーにテレビで初めて同行させてもらうことに。神奈川県から訪れた廣間達彦さん、崇太さん親子の洞窟探検を撮影しました。

松下さんが鉄格子の扉を開き、いざ出発。洞窟の中の気温は年中約10℃とかなりの寒さです。

入口の近くは、歩いて移動できるほどの空間。ライトで頭上を照らすと、大きな亀裂が入っています。

松下さんによると、亀裂は地上まで続いているそうです。亀裂から雨が沁み込んできて、石灰岩を溶かしていくのだとか。天井からは、石灰岩が水に溶けてできた「つらら石」も。洞窟は40万年ほど前から、ゆっくりと形作られています。

この日は「レベル1」の初心者コースで、350メートルほど先にある“絶景”を目指します。

進んでいくと、徐々に岩の隙間が狭くなっていき、腹ばいでの移動に。ケイビング経験がある廣間さん親子も、だんだんと息が上がります。

わずか350メートルですが、ゴールまでは約2時間。洞窟がアリの巣のように垂直方向にも広がっているため、慎重に進みます。

ゴールまであと少しの場所まで来ましたが、ここから先が最後の難所。一番の難所は「ほぼ垂直の上り」です。

達彦さんは待機し、崇太さんが難所にチャレンジすることに。水分で体が滑る中、肩幅より狭い岩の間を縫うように進みます。