能登半島地震の爪痕がいまだ多く残る石川県珠洲市で、音楽で人々を癒すイベントが開かれました。地元の飯田高校の吹奏楽部とボランティア団体による演奏会が8日開かれ、美しい音色が被災地に響き渡りました。

珠洲市野々江町にある「道の駅すずなり」。少し緊張した面持ちで出番を待っているのは石川県立飯田高校吹奏楽部の部員たちです。例年なら学校の体育館や市内の施設で行われる定期演奏会ですが、地震の影響で今年は屋外で演奏会を行うことになりました。

飯田高校3年・吹奏楽部 葛原弓月部長「最初は地震の影響もあって、いつも通り出来るか心配だったんですけど、沢山のボランティアの方だけでなく、地域の方々も手伝って下さって、こうして楽しい演奏会に出来そうで、安心しているのととてもワクワクしています」